パラ・ミュージック・デイ | para artist management

パラ・ミュージック・デイ～あなたも主役に～

第1部

誰でも主役になれる

全国から公募で集まった多彩なアーティストたちが演奏を披露！
演奏者だけでなく会場のお客様も審査員となり、会場に居る全員で作り上げるフェスティバルです。

会場のお客様に審査員となっていただき、投票をしていただきます。
1番投票数が多かったアーティストには “聴衆賞” が授与されます。

現在応募受付中!!
募集要項をご確認ください。

第2部

小柳真由美による講演　&　小柳拓人、大野内愛のコラボレーション演奏をお届け！

Lecture

「ピアノが僕に翼をくれた」

こだわりが強く多動で奇声ばかりをあげていた自閉症児はいかにしてピアニストになっていったのか。
ピアノ演奏は、フルート奏者、会社員へともつながっていく。
「特異」を「得意」に変えながら、彼ならではのストライクゾーンを探し続けた30年のあゆみと演奏をお届けします。

小柳真由美

オーティズムミュージシャン研究会代表

息子・小柳拓人の発達の遅れや奇異な行動に困惑する中、自閉症ゆえの特異なことに可能性を見いだし、息子を演奏活動や就労へと導く。
2013年より、同じ仲間がいるはずとの思いから「オーティズム（自閉症）ミュージシャンコンサート」を主催し、同研究会代表。海外コンサートやコンクールへの同行がきっかけで、2016年アジア自閉症ピアニスト連盟設立。講演活動や司会、障害を持つアーティストのマネージメントやコンクール審査員を行う。
広島大学教育学部教科教育学科（音楽教育学）卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科（音楽教育）修了。
20年を超える小・中学校での音楽教師に加え、2015年より関東学院大学非常勤講師。

Inclusive collaboration

小柳拓人

『トルコ行進曲によるコンサートパラフレーズ』ヴォロドス

『愛の夢』リスト

『ボレロ』ラヴェル　他

大野内愛 × 小柳拓人

『すてきな春に』
峯陽作詞，小林秀雄作曲

『You raise me up』
B.Graham 作詞，R.Løvland 作曲

※当日の曲目は変更となる場合がございます。ご了承ください。

小柳拓人

自閉症のピアニスト

異色のピアニスト。1994年生まれ、特別支援学校卒業。
幼少時は多動で奇声を発する中、唯一音楽が流れていると落ち着いていられたことから、５才からピアノを、12才からフルートをはじめる。
自閉症ゆえの数字やスケジュール、音へのこだわりが練習や表現の追求につながり、2012年「国際障害者ピアノフェスティバル」金賞、2015,16年「香港自閉症才能コンテスト」ベストリズム賞、2021年「Special Needs Talent Showcase」グランプリなど受賞多数。
これまでにアメリカ、カナダ、メキシコ、中国、台湾、韓国で演奏し、2019年にはCD「Takuto」をリリース。
音楽分野にとどまらず挑戦を続け、2019年知的障害者のためのビューティコンテスト「Special Beauty JAPAN」グランプリ、2021年東京オリンピックでは聖火ランナーを務めた。
ピアノ演奏技能の特性を生かし、平日はデータ入力などの仕事で会社員でもある。

小柳拓人　オフシャルサイト　http://koyanagitakuto.com/

大野内愛

広島大学大学院教授

愛媛県宇和島市出身。
広島大学教育学部音楽文化系コース卒業、同大学院教育学研究科博士課程前期修了、博士課程後期単位取得退学後、博士（教育学）取得。
枝川一也、奥田誠、市村公子の各氏に師事。
第10回さくらぴあ新人コンクール第2位、第5回日本歌曲コンクールin薬師寺第3位などを受賞。オペラでは複数の主たる役を演じるほか、さまざまな演奏会に出演。
2014・2023年にリサイタルを開催。2023年にはMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島にて広島東洋カープの試合の国歌斉唱を務めた。
現在、演奏活動と併せて音楽を通じたインクルーシブ教育やオペラ制作の教育効果について研究を進めている。
令和2年度広島文化新人賞受賞。広島大学大学院教授。エリザベト音楽大学非常勤講師。